【婚活実況】結婚相談所入会してみた。

結婚願望0だったオタクアラサーOLの婚活備忘録

趣味の話

お見合い=男女が「ご趣味は?」と会話する姿をイメージするが、令和現在「休みの日は何をしていますか?」と聞かれる。

 

私の休日の過ごし方は昼過ぎ起床、そしてリビングのロボット掃除機の電源をつけるところからはじまる。すっぴんパジャマのままでアニメや動画配信サイトのコンテンツを見つつSNSを徘徊、眠くなれば昼寝をし、お腹がすけば宅配サービスでご飯を頼む。気づいたときには、あら不思議!すでに日付が変わってる!なんてザラである。が、しかし、馬鹿正直に言えば相手に引かれること間違いなし。そんな私はきまって「土日はおうちにいて掃除をしたり映画を見たりですかね~。長期休暇は旅行とか・・・」と返すようにしている。私の代わりにロボット掃除機が頑張っているので決して嘘ではない。

 

それに対し、「どんな映画を見るんですか?」「最近みた映画は?」「好きな映画は?」と聞かれる。当たり障りのない回答をするものの、私の専門は映画よりもアニメだ。深堀されるとボロがでる。正直あまり突っ込んで聞いてこないでほしいのが本音だ。また、昨今の外出自粛により「僕も映画をよく見ます!」と言われる方と多く出会う。それだけなら世間話ですむのだが、時折おしゃくそ映画評論家になりきって知ったかぶり蘊蓄をたれる方がいる(ド偏見だが大抵Ama/zonプラ/イム会員)。困るのはここからだ。1ミリも興味の持てない話をされ、こちらが乗り気でないのを察せずべらべらと話し続ける。なぜ男性は「教えてあげてる、俺」を演出したがる人が多いのか。善意と受け取れる話し方であれば気にならないが、自己陶酔している姿は不快すぎて苦情申し立てをしたいくらいだ。わかったわかった、聞いてやるから時給よこしな?という気分である。結局、私の相槌レパートリーがなくなりお通夜になるのがいつもの流れだ。

 

ありがたいことに、アニメや漫画が好きです!という男性も多い。私も好きなのでとても助かる。その時は必ずこちらから、「どんなの見て(読んで)らっしゃるんですか?」と聞く。過去、私もです!と食い気味に同調し、先方からジャンルを聞かれた際、まったくジャンルが被らずオタばれしただけで終わったことがあるからだ。先手必勝を狙うスピード感が命と肝に銘じている。幸いにもジャンルが被ると、ある程度アニメや漫画の話で盛り上がる。しかし、油断は禁物。相手がどれくらいの熱量でそのジャンルが好きなのかを見極める力が必要だ。これはお見合いだけではなく、一般社会においてもある程度必要であるが、見誤ると一気にお通夜だ。

以前、お見合いで好きな漫画ジャンルが被った方がいた。先方が週刊雑誌の連載当初から毎週追いかけ、単行本も全巻買っているとのこと。これはなかなか・・・!と勝手に私一人で盛り上がり、思わず「今、〇〇でイベント開催しててグッズもたくさん出てますよね!」と喜々として会話を振った。しかし、彼は単純に話の内容が好きで漫画を買っていただけで、書籍に課金すること以外には一切の興味がなく、冷え切った会話はそこから盛り上がりを見せず、苦い経験となってしまった。

 

旅行についてもなかなか難しい話題だ。海外旅行が好きな独身男性は僻地に1人旅をしている方が意外と多い。個人の自由であるため、僻地に行こうがどうでもいいが、仮に結婚し一緒に旅行にいくとして毎度僻地を指定されれば、おそらく私は方向性の違いで解散を申し出るだろう。

 

幸い今まで趣味や好きなことについて指摘されることはなかったが、自分の好きなことを理解し許容してくれる人は、自身とある程度の価値観や金銭感覚が似ている人なので大事にしていきたいと学ぶのであった。